旅クマ

北海道道南の観光・グルメを紹介します

北海道 グルメ案内番外編【札幌市の金富士の焼き鳥】

昭和ティストと道民愛あふれる焼き鳥屋

・住所

〒064-0805 北海道札幌市中央区南5条西3丁目

・営業時間(日曜、祝日定休日)

17:00~翌0:30

 

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・説明

 前回のサッポロ日記は広ご飯のラーメンでしたが、今回はその日の夜のご飯を紹介します。

 宿泊先がすすきのだったので、すすきで最初はジンギスカンを食べようと思ったのですが、ジンギスカン屋さんに行くと、メニューの八割が売り切れでほとんど頼めない状態だったので、何かのグルメ情報誌で紹介されていた焼き鳥「金富士」が近くにあったので、そこに行ってみることにしました。

 外見

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  古ビルの地下にある店ですが、メチャクチャ昭和テイストあふれる外見ですが、実は中に入ってみると・・・。

 正直、煙もくもくの黒ずんだテーブルとかを連想してましたが、古めかしいのは確かですが、かなり小綺麗で好感がもてました。

 メニュー

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 メニューはシンプルに焼き鳥と、簡単な一品料理のみです。

 焼き鳥は3本単位の注文で、250円~300円(一本80~100円)とかなり安いです。

 一品料理も、500円以下なのは驚きです。

 ドリンク~お酒に関しては・・・。

・男山(日本酒)

・サッポロラガービール(ビール)

 と、珍しい構成だと思います。

 サッポロビールをメインにしている居酒屋の場合、黒ラベルやサッポロクラシックは多いですが、ラガービールはあんまりみません(そもそも、キリンではなくサッポロラガーがあんまりみない)

 日本酒も、地酒以外のハウス酒のお酒は、月桂冠とかはよく見ますが、男山の日本酒を、ハウス酒にしているのは、珍しいと思います。

 男山は地酒の扱いで出るものが多いので・・・。

 しかも、上選と佳選があります。

 上選でも330円と安いので、まずは日本酒の上選にしました。

 男山上選 330円

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お通しのひじき

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  昔、東京の板橋区の居酒屋に行ったら、何故か日本酒のメニューに、二級酒(富久娘)

があったので注文してみました。

 *

 日本酒の一級と二級は審査を通しただけで、二級だから美味しくないわけではない。そのため地酒などの二級の方が大手の一級より美味しい逆転現象をおこったので今では廃止になった。

 と、いう事は知っているので、あえて二級酒を頼んでみたらとても不味かったです。

 昔といっても、その時でも一級、二級の制度は廃止されていて、それでもメニューの名残か何故か二級酒という表示で出していたようです。

 ともかく、そんな経験もあったので、なんとなく不安でしたが・・・。

 結構、美味しいです。

 飲みやすく、悪いアルコールの臭みもありません。

 少なくとも、大手チェーン店の居酒屋でだす、月桂冠や白鶴のハウス酒よりは美味しい日本酒でした。

 330円という事を考えると十分な味です。

 少しして焼き鳥がきました。

 とり 3本(260円)

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  基本のとりの焼き鳥は、長ネギではなくタマネギを挟んだもので、美瑛や室蘭系ですね。

 部位はもも肉ではなく胸肉でしょうか?あっさりしてました。

 小ぶりで1~2口で食べられます。

 鳥もつ

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  たまねぎをはさんだ焼き鳥だったので、鳥もつは美瑛焼き鳥みたいなものを連想していましたが、砂肝ぽい弾力のある食感です。

 レバー

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  どうやら、ここの焼き鳥は小ぶりな肉を、高火力でパリパリに焼く感じで、近年の肉厚な感じの焼き鳥とは違います。

 この独自の感じが一昔前の昭和臭がします。

 道南の店で喩えるなら函館市にある「かしらや」みたいな感じですかね?

 三本単位というのも似てます。

 注文の時も「塩でいいですか?」と店員さんがきいてきたので、そのまま「はい」と答えました。

 タレもあるようですが、とくに頼まなければ基本は塩になるようです。

 日本酒が無くなったので、さっきの上選とかは、常温か熱燗しかできないようなので、冷酒はありますか?

 訊いたら、冷酒は、小瓶の原酒になるようです。

 せっかくなので冷酒を頼みました。

 

 冷用原酒御免酒 700円(税込み別)

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 純米酒で、味は淡麗辛口ですかね?あっさりした感じでした。

 こちらは値段相応の感じでした。

 やっぱり、こういう店では、常温の日本酒のほうがいいかもしれません。

 

 ◆個人的グルメ総評◆

★★★

値段

★★★★★

オススメ度

★★

 

 とにかく、安いです。焼き鳥、一品料理、お酒ともに低価格でコスパは良い店で、1000~1500円くらいで満足できます。

 値段も店の雰囲気と同じく昭和的です。

 料理は、値段を考えると、味は悪くは無いのですが、近年は食材にもこだわった本格的な焼き鳥屋さんは増えているので、味付けなどは、今では少し古くさい感じがします。

 店内では、常連らしいお客さん達が「赤星、赤星」といってます。

 ラガーの通称ですね。

 やはり、ここでは赤星(サッポロラガー)が人気ぽいです。

 店内を見ると、コンサドーレにファイターズのポスターがあり、メインのお酒はサッポロビールに男山と道民愛あふれる店です。

 観光客向けの北海道アピールではなく、どちらかというと地元客を意識した店です。

 内装、雰囲気、メニュー、味と人を選ぶ感じはしますので、オススメ度は高くありません。

 

 

 総評はあくまでの個人の感想ですのでご了承ください。評価はあくまでも、紹介した料理単品の評価です。店内全メニューの評価ではありませんので、ご了承ください。